Hyper-Vで作る!最強のPROXMOX検証環境とクラスターHA構築ガイド(その4)

Proxmox

環境構築中に気付いた問題点をまとめました。

1. Proxmox VEでのエラーメッセージと対応方法

エラーメッセージ:

bashコードをコピーするTASK ERROR: KVM virtualisation configured, but not available. Either disable in VM configuration or enable in BIOS.

対応方法:

  1. BIOS設定で仮想化サポートを有効にする:
    • Intel CPUの場合: 「Intel Virtualization Technology(Intel VT-x)」を有効にする。
    • AMD CPUの場合: 「SVM Mode(Secure Virtual Machine)」または「AMD-V」を有効にする。
  2. Hyper-V上でのネストされた仮想化を有効にする:
    • PowerShellを使用して、仮想マシンに仮想化拡張機能を公開する。
    powershellコードをコピーするSet-VMProcessor -VMName <Proxmox_VM_Name> -ExposeVirtualizationExtensions $true Get-VMNetworkAdapter -VMName <Proxmox_VM_Name> | Set-VMNetworkAdapter -MacAddressSpoofing On

2. Proxmox VEでのマイグレーションエラー

エラーメッセージ:

vbnetコードをコピーするHost doesn't support requested feature: CPUID.01H:ECX.ssse3 [bit 9]

対応方法:

  1. 仮想マシンのCPUタイプを互換性のあるものに変更:
    • WebインターフェースまたはCLIで仮想マシンのCPUタイプを kvm64 などに変更する。
    bashコードをコピーするqm set 100 -cpu cputype=kvm64

3. クラスター関連のエラーと対応方法

エラーメッセージ:

arduinoコードをコピーするCluster not ready no quorum 500

対応方法:

  1. クラスタの状態を確認:bashコードをコピーするpvecm status
  2. QDevice(Quorum Device)を導入してクォーラムを維持:
    • QDeviceを設定し、クラスタのクォーラム期待値を調整する。
    bashコードをコピーするpvecm qdevice setup <QDEVICE_IP_ADDRESS>

4. Proxmox VEでの証明書関連のエラー

エラーメッセージ:

csharpコードをコピーするcan't lock file '/var/lock/pvecm.lock' - got timeout

対応方法:

  1. ロックファイルの確認と削除:bashコードをコピーするrm /var/lock/pvecm.lock
  2. Proxmoxのサービス再起動:bashコードをコピーするsystemctl restart pve-cluster systemctl restart pvedaemon systemctl restart pveproxy

5. Proxmox VEのHA設定

高可用性(HA)とは:

システムやサービスが常に稼働し続けることを保証する技術。障害が発生してもサービスの中断を最小限に抑える。

Proxmox VEでのHA設定手順:

  1. クラスタの構築:bashコードをコピーするpvecm create my-cluster pvecm add <IP_ADDRESS_OF_FIRST_NODE>
  2. HAリソースの追加:
    • WebインターフェースでHAリソースを追加し、必要な設定を行う。
  3. フェイルオーバーテスト:
    • ノードの電源をオフにして、仮想マシンが他のノードにフェイルオーバーするか確認する。

6. 仮想化を有効にするBIOSの設定箇所

Intel CPUの場合:

  • Intel Virtualization Technology(Intel VT-x) を有効にする。

AMD CPUの場合:

  • SVM Mode(Secure Virtual Machine) または AMD-V を有効にする。

BIOS設定手順:

  1. BIOSに入る:
    • コンピューターを再起動し、DeleteF2F10Esc などのキーを押す。
  2. 詳細設定に進む:
    • Advanced または CPU Configuration メニューを探す。
  3. 仮想化オプションを有効にする:
    • Intel CPUの場合: Intel Virtualization TechnologyEnabled に設定。
    • AMD CPUの場合: SVM Mode または AMD-VEnabled に設定。
  4. 設定を保存して再起動する。

これらの手順に従って、Proxmox VEの設定やトラブルシューティングを行うことで、仮想化環境の最適化と高可用性の実現が可能です。

クラスターの優先順をつける

クラスタグループを作ったら、プライオリを付けるんですが。
この数字の意味を残します。

ぱっと見、1、2、3の順番に優先度高いように見えますが
3、2、1の順に優先度が高いです。
※勘違い防止

必要な道具

・CAT8 LANケーブル

・Windows OS PRO

・HUB

・そこそこのスペックPC

・QNAPサーバー

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